薄毛になりやすい人の特徴は、
「先天的・遺伝的な要素」と
「後天的な生活習慣や行動」があります。
遺伝と習慣は、薄毛の原因の両輪です。
でも、後者(習慣)は行動次第で、今日からでも修正することができます。
目次
薄毛になりやすい人の特徴
外食・コンビニ食が多い
髪の生成に必要な栄養素は、
- タンパク質
- ビタミン類
- ミネラル類
が大きな要素ですが、コンビニ食や外食だと、これらが非常に偏ります。
髪に限らず、健康維持に必要な食生活を突き詰めると、月なみですがやはり「バランスの取れた食事」に尽きます。
外食・コンビニ食だと、タンパク質も不十分で、ビタミン・ミネラルを含む野菜の摂取量が圧倒的に少なくなりがちです。
意識して鶏肉などのタンパク質、サラダや温野菜を追加するようにしましょう。
また、 外食・コンビニ食は、添加物や精製糖類が多く、継続して食べ続けると、自律神経に不調をきたします。その結果、毛細血管の血流が滞り、髪に必要な栄養素が(ただでさえ少ない栄養素が)毛乳頭まで運ばれずに、薄毛が進行してしまいます。
寝不足・不規則な睡眠
寝ている間に髪は育ちます。
眠りは質と量が大切です。
睡眠の良さ = 眠りの質 ✕ 睡眠時間
質の良い眠りを毎日6=8時間とりましょう。
寝る前はリラックスして興奮を抑え、交感神経ではなく副交感神経優位にバトンタッチして、眠りに備えることが大切です。
眠りの質を高めるポイント
- 寝る前にはスマホ、パソコンは見ない⇒視神経への刺激は、交感神経優位になってしまう
- 寝る1時間前に入浴(40度の湯船に10分浸かる)⇒深い眠りの導入に適した体温帯になりやすい
- 寝る前にストレッチ⇒副交感神経優位にする
近親者に薄毛の人がいる
親や祖父母、兄弟などの関係が近い親族の中に、若くして薄毛になった人がいる場合は、遺伝的に薄毛になりやすい素質を持っている可能性があります。(高齢で薄毛になった親族は除く)
ただし、薄毛になる原因は、遺伝的要素だけに限られたものではありません。
あくまでも薄毛になりやすい素質を持っている、というだけです。
後天的な生活習慣などの条件も揃って、薄毛になるのです。
これは、「コップ理論」として例えられます。
遺伝は「コップ」のようなものです。
後天的な生活習慣が 「水」です。
悪い生活習慣という「水」で、遺伝という「コップ」が溢れると、薄毛になります。
遺伝的にもともとコップが小さい(薄毛になりやすい)人もいれば、遺伝的にもともとコップが大きい(薄毛になりにくい)人もいます。
もとものとコップが小さくても、生活習慣を見直せば、水が溢れることなく過ごすことができます。
付け加えると、同居している近親者同士は、同じような生活習慣を持っている場合があります。
食生活や睡眠サイクルなど、一緒に住んでいると似てきます。
生活習慣が似ていると、似たような病気(AGAを含む)になりやすいということも言えます。
頭皮がベタついている
頭皮の皮脂過剰は、薄毛の直接の原因ではありません。
しかし、頭皮の皮脂過剰は、薄毛と同じく、「男性ホルモンの増加」が原因です。
このため、頭皮がベタついている人は、薄毛になる原因も併せ持っている、ということになります。
薄毛は、頭皮の皮脂過剰が原因なのか?
パーマ・ヘアカラーをしている(していた)
私の夫がそうでした。
夫は学生時代、当時流行りのツイストハーマとアッシュ系のヘアカラーをしていました。
30代後半になり、徐々に薄毛が目立つようになりました。
パーマ液やカラー液は、刺激が強いものが多く、頭皮にダメージを与えます。
若い方は、その影響が後々襲ってくることを覚えておいてください。
どうしてもパーマ・カラーをしたい場合は、現在は自然素材を使った低刺激のものもありますので、美容室で相談してみるとよいでしょう。
整髪料を多用している
整髪料をベタベタと多く付けていると、シャンプーで洗い残されてしまうおそれがあります。
シャンプーのすすぎが十分でない場合、毛根に残留した整髪料が、育毛環境を悪化させます。
また、夏場に頭皮が汗をかくと、毛髪に付着した整髪料が頭皮まで落ちてきます。これも育毛環境を悪化させます。
シャンプー時にぬるま湯でしっかりとすすぐことが大切です。
すすぎ時間は、洗髪時間の2倍を目安にしてください。
シャンプーは抜け毛・薄毛の原因になる!間違いだらけのシャンプー法
飲酒量が多い
多量の飲酒をした場合、利尿作用が促進され、体内の水分量が著しく低下します。
すると、血管内の血液の粘性が高まり(ドロドロになり)、毛細血管まで届くはずの血流量が激減してしまいます。
結果、髪を作る毛乳頭に、必要な栄養素が届かず、髪が育たず抜けていきます。
また、アルコール分解時に肝臓で生成されるアセトアルデヒドが、AGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)を増加させる、という説もあります。
喫煙量が多い
喫煙は、育毛に必要なビタミン類の中でも、とりわけアンチエイジングに必要なビタミンCを浪費させます。
また、喫煙は毛細血管を収縮させ、血流量の低下を招き、頭皮に必要な栄養素を送れなくなり、薄毛を進行させます。
喫煙は、育毛にとって、良いことは全く無いと言っていいいでしょう。
ストレスが多い
ストレスもまた、ビタミンCの消費を加速させます。
また、ストレスで自律神経の働きに不調をきたすと、体温調節機能や免疫機能の低下、毛細血管の血流障害を引き起こします。
血流が滞ると、健全な育毛に必要な栄養素が、毛乳頭に届けられなくなります。
重度なストレスの場合、円形脱毛症など、一時的に多量の抜け毛を伴う病気にかかる危険性も出てきます。
ストレスは、飲酒や喫煙以外の方法で解消する必要があります。
帽子・ヘルメットを着用している
ふだん帽子を被る人、仕事でヘルメットを着用する人は、薄毛のリスクが高まります。
頭皮の汗が蒸散されず、蒸れて、雑菌の繁殖など毛根周辺の衛生環境が悪化します。
タオルハチマキやバンダナも同じです。
おでこが蒸れて、雑菌の繁殖を招き、生え際が薄毛になりやすい環境になってしまいます。
頭皮は冷やすのもよくありませんが、暑さで蒸れるのもよくありません。
なお、シャンプー後に濡れたままだと頭皮が冷え、薄毛リスクが高まります。
薄毛にはドライヤーと自然乾燥、どちらがいいの?
まとめ
薄毛になりやすい人の特徴
- 外食・コンビニ食が多い
- 寝不足・不規則な睡眠
- 近親者に薄毛の人がいる
- 頭皮がベタついている
- パーマ・ヘアカラーをしている(していた)
- 整髪料を多用している
- 飲酒量が多い
- 喫煙量が多い
- ストレスが多い
- 帽子・ヘルメットを着用している
これらに気をつけることで、薄毛治療の土台ができあがります。
その後のクリニック治療もスムーズに行くはずです。
【薄毛対策】結果的にコスパが良いのはAGA専門クリニック!
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。