筋トレしている方にとっては、おなじみかもしれない男性ホルモン「テストステロン」。
薄毛と男性ホルモンの関係は、しばしば取り沙汰されます。
筋トレでテストステロンが増えると、薄毛に影響するのでしょうか?
目次
テストステロンと薄毛は、直接の関係はない
薄毛を発症させるのは、ジヒドロテストステロンです。
テストステロンと同じく男性ホルモンですが、テストステロンは薄毛の直接の原因にはなりません。
AGAのメカニズム
- テストステロンが酵素(5α−リダクターゼ)と結びつく
- 薄毛の原因「ジヒドロテストステロン」に変化
- ジヒドロテストステロンが、頭頂部や生え際の毛乳頭に作用し、薄毛にする
筋トレはテストステロンを増やしますが、
テストステロンが「ジヒドロテストステロン」に変化しなければ、薄毛の原因になりません。
ジヒドロテストステロンに変化するのを防ぐ薬がフィナステリドです。
フィナステリドはAGAの専門クリニックで処方してもらえます。
テストステロンは「モテるホルモン」
テストステロン自体は薄毛に影響しません。
それどころか、テストステロンは最強のモテホルモンとも言われています。
テストステロンのモテ効果
- 筋肉の増大
- 骨格の発達
- 精神への影響(闘争心、冒険心、公共心が増す)
- アンチエイジング効果
筋肉の増大、骨格の発達
テストステロンが増えると、男らしい体型に肉体が変化していきます。
思春期の第二次性徴期にも影響をあたえるのと同じように、成人の肉体にも影響を与えます。
よりガッチリとした体格、太い骨、ぶ厚い胸板など、狩猟時代に必要とされた戦闘形態に肉体を変えていきます。
精神への影響(闘争心、冒険心、公共心が増す)
テストステロンが増えると、精神にも影響を与えます。
闘争心が高まり、やる気に満ち溢れます。
多少のことでは落ち込みにくくなり、前向きに仕事に取り組めるようになります。
冒険心も高まり、新しいことにチェレンジするのが容易になります。
不安が減少するため、多少のことには動じなくなります。
その一方で、公共心=フェアプレー精神 も高まるとの実験結果も出ています。
嘘をつく確率が減り、自分が損をしても、チームや社会に貢献しようという気持ちが強くなります。
これらの精神的変化は、リーダーに必要な要素です。
動物の世界でも、群れのボスが多くのメスに慕われ、ハーレムを形成する種があります。
同じように、仕事でリーダーとして成果を出し始めると、女性たちから慕われ、モテるようになるでしょう。
肉体だけでなく、精神面でもモテるようにしてくれるのが、テストステロンがモテホルモンと言われるゆえんです。
アンチエイジング効果
男性の場合、テストステロンは40代以降、分泌量が自然に減っていきます。
生殖器機能や精神状態にも影響をあたえるため、加齢によるテストステロンの減少が、「男性の更年期障害」として、近年注目されています。
逆を言えば、40代を過ぎてもテストステロンの分泌を増やすように努めれば、この上ないアンチエイジング効果が得られるでしょう。
テストステロンを増やす方法
では、どうすればテストステロンの分泌を増えせるのでしょうか?
たとえば、こんな方法があります。
テストステロンを増やす方法
- 筋トレ(ただしマラソンは✕)
- 亜鉛などの原料となる栄養摂取
- 睡眠をしっかりとる
筋トレは即効性があります。
「ジムに行くのはまだ敷居が高い」という方は、まずは自宅で、自重トレーニングから始めるのもいいです。(おすすめ書籍)
また、マラソンなどの過剰な疲労を伴う運動は、疲労回復にエネルギーが使われるため、テストステロン増大という面においては避けたほうが良いです。
亜鉛などの栄養は、サプリもいいのですが、できれば牡蠣などを取り入れた、バランスの良い食事のなかで摂っていただきたいです。
加えて、質の良い睡眠を7時間くらいは取りたいものです。
薄毛に効く生活習慣の中でもお話しましたが、
結局、薄毛によい生活習慣を身につけることは、モテる生活習慣が身につくことになます。
薄毛改善とモテは、同一平面上にあるのです。
まとめ
・テストステロンと薄毛は、直接の関係はない。
・テストステロンは、モテホルモンである
・テストステロンを増やすには、筋トレ、食事、睡眠を大事にする
ということになります。