職場や市区町村が行っている定期健康診断や人間ドッグ。
AGA治療薬の服用中は、数値や再検査で引っかかったりしないのでしょうか?
目次
AGA治療薬・フィナステリド(プロペシア)は、健康診断で注意が必要!
AGA治療薬には、フィナステリド、ミノキシジル、デュタステリドなどがありますが、この中でフィナステリド(商品名:プロペシア、フィンペシア等)は、健康診断で注意が必要です。
フィナステリドは、AGA治療の基本的で中心的な役割を持つ、広く処方されている薬ですので、AGA治療中の方は、ほぼ皆さん服用しているのではないでしょうか。
フィナステリド(プロペシア)は、前立腺がんのマーカーに影響を与える
フィナステリド(商品名:プロペシア、フィンペシア)を服用していると、前立腺がんのマーカーである「血清PSA濃度」の数値が、飲まない人と比べて、約50%、半分に低下します。
フィナステリド服用中の人が、前立腺がんを診断するために検査する場合は、「血清PSA濃度」をおよそ2倍にした数値で診断する必要があります。
健康診断や人間ドックで、「血清PSA濃度」が検査項目になっている場合は、必ず事前に、受診する医療機関に「フィナステリドを飲んでいます」と伝える必要があります。
なお、「血清PSA濃度」は、前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症、前立腺炎の判定にも使用されます。
定期検診や人間ドックで「血清PSA濃度」は検査項目になっているのか?
人間ドックにおいては、「血清PSA濃度」を使った前立腺がん検査は、通常の検査項目に入っているのが一般的です。
一方、健康診断では、血液検査を行った場合でも、「血清PSA濃度」を使った前立腺がん検査が、項目に入っていることは少ないです。
フィナステリド服用中は献血してはいけません!
フィナステリド(商品名:プロペシア、フィンペシア等)を飲んでいるときは、献血はしてはいけません。
服用中の方は、1ヶ月間、飲むのを中止してから献血をしてください。
理由は、妊娠の可能性がある女性に対して、輸血を通してフィナステリドが混じった血液が輸血されないようにするためです。
参考
- 妊婦や授乳中の女性がフィナステリド、デュタステリドを服用すると
↓
- 体内のジヒドロテストステロン(AGAの原因)が低下
↓
- 男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす恐れ
献血をする際に、事前にいくつかの質問を受けると思いますが、その中にも「フィナステリドを服用中かどうか」が問われるようになっています。
なお、献血を目的として、フィナステリドの服用を一ヶ月間中止すると、薄毛の抑制効果はもちろん無くなりますので、薄毛治療の観点からは、安易な服用中止は注意が必要です。
健康診断、人間ドックでは正直にフィナステリドを飲んでいると言おう
健康診断や人間ドックを受ける際は、必ず事前に、フィナステリドを飲んでいることを正直に伝えましょう。
現在は、皮膚科やAGA専門クリニックで、フィナステリドを処方することが広まって、一般的に普及しています。恥ずかしがらずに正直に伝えたほうがいいです。
まとめ
- AGA治療薬・フィナステリド(プロペシア)は、 フィナステリド(プロペシア)は、前立腺がんのマーカー値を半分に低下させる。
- 人間ドックでは「血清PSA濃度」による前立腺がん検査は、通常含まれている。
- 献血するならフィナステリドを一ヶ月中止してから
- 健康診断、人間ドックでは正直にフィナステリド服用を伝える。
フィナステリドは、必ずAGA専門クリニックで処方してもらいましょう。
薬の個人輸入は、大変危険で大きなリスクが伴います。
薄毛を治す方法を比較すると…
育毛剤 | △ 一部除き効果が微妙 |
発毛薬の個人輸入 | ✕ 薬害リスク有り |
AGA専門クリニック | ◎ 安全確実→結果的にコスパ良し |
個人輸入には、偽造品・低品質品などの品質リスク、自己流の誤った服用方法による健康被害リスクなど、多くの危険が伴うので、全くおすすめできません。
もし被害を受けても、もちろん何の保障も受けられません。自己責任ですから。
必ず専門医の指導のもと、安全な処方を受けるべきです。
これは強調しすぎても足りないくらい、本当に大事なことです。
個人輸入注が危険な理由
- 偽造品・低品質品を買わされる品質リスク
- 自己流の誤った服用方法による健康被害リスク
- 偽物で健康被害を受けても、保障ケアがないリスク